季の手帖Ki no Techo

暦

二十四節気

太陽の位置で、一年を二十四に分けた暦です。日付は年によって一日ほど動きます。下の月日は目安です。2026年の立冬は、11月7日の夕方です。

吉凶は書きません。各節気に、家の中で終わる一手だけを置きます。この号の位置は立冬です。前後だけ眺めれば足ります。

春・一

立春りっしゅん

目安は2月4日前後

寒さのさなかで、日が少しずつ長くなる頃です。春が完成した日ではありません。まだコートの季節の土地がほとんどです。

一手 窓を一枚、水で拭く。

春・二

雨水うすい

目安は2月19日前後

雪が雨に変わる土地が出てきます。道が濡れた翌朝は、靴の乾きが遅れます。

一手 濡れた靴を、乾く場所へ一足だけ移す。

春・三

啓蟄けいちつ

目安は3月6日前後

土の中の虫が動き出す、とされる頃です。庭がなくても、植木鉢一つで足ります。

一手 鉢の受け皿を洗って、戻す。

春・四

春分しゅんぶん

目安は3月21日前後

昼と夜の長さが近づく頃です。机の上を全部片づける必要はありません。半分で、夜の見え方が変わります。

一手 机の右半分だけ、空にする。

春・五

清明せいめい

目安は4月5日前後

空気が明るく感じられる頃です。午後に回すと、洗濯物が日に追いつかない日があります。

一手 洗濯を、午前のうちに出す。

春・六

穀雨こくう

目安は4月20日前後

春の雨が、穀物を潤すとされる頃です。傘の置き場所が、玄関の奥になっている家が多い。

一手 傘を、玄関の手の届く位置へ戻す。

夏・七

立夏りっか

目安は5月6日前後

夏の入口です。朝と夜の温度は、まだ揃いません。掛布団を替えるかどうかは、その夜の室温で決めてください。

一手 薄い掛けを、押入れの手前まで出しておく。

夏・八

小満しょうまん

目安は5月21日前後

草木が満ちてくる頃、とされます。花が手元になくても、水を替える習慣だけ先に置けます。

一手 花瓶があるなら、水を朝のうちに替える。

夏・九

芒種ぼうしゅ

目安は6月6日前後

稲や麦の種を蒔く頃の名前です。都市部では、雨の準備のほうが先に来ることがあります。

一手 玄関に、小さめのタオルを一枚。

夏・十

夏至げし

目安は6月21日前後

一年で昼が長い頃です。照明を急いで点けると、夜の始まりが早くなります。

一手 外が明るいうちは、天井の灯を一つ残して消す。

夏・十一

小暑しょうしょ

目安は7月7日前後

暑さが積み重なる前の頃です。飲み物は、濃く淹れすぎないほうが、夕方まで持ちます。

一手 麦茶か水を、いつもより薄く用意する。

夏・十二

大暑たいしょ

目安は7月23日前後

いちばん暑い頃の目安です。用事を増やす季節ではありません。昼間の外出を、一本短くするだけで足ります。

一手 昼の用事を一つ、朝か夕方へ移す。

秋・十三

立秋りっしゅう

目安は8月8日前後

暦の上の秋です。暑さは残ることが多い。夕方に窓を開けるかは、風を見てから決めてください。

一手 窓を開ける前に、外の空気を手の甲で確かめる。

秋・十四

処暑しょしょ

目安は8月23日前後

暑さがやわらぎ始める土地があります。夏の寝具は、乾かしてからしまうと、来年に使えます。

一手 しまう前に、風のある日陰で一晩乾かす。

秋・十五

白露はくろ

目安は9月8日前後

朝の草が濡れる頃です。薄い上着が、椅子の背にあると、出がけに思い出せます。

一手 薄い上着を、椅子の背へかけておく。

秋・十六

秋分しゅうぶん

目安は9月23日前後

昼と夜がほぼ等しい頃です。夕食を少し早めると、暗い台所で急がなくて済みます。

一手 夕食の仕度を、十五分だけ早める。

秋・十七

寒露かんろ

目安は10月8日前後

露が冷たくなる頃です。毛布は、使う夜の直前に押入れから出すと、湿りを防げます。

一手 毛布を出して、半日だけ風に当てる。

秋・十八

霜降そうこう

目安は10月23日前後

霜の知らせが来る頃です。柿の季節が本格になる土地が多くなります。朝の床が冷たいなら、靴下が先です。

一手 薄い靴下なら、一枚足す。

冬・十九 この号

立冬りっとう

。目安は毎年11月7日前後。

冬の完成ではなく、入口です。2026年は11月7日の夕方に交節します。柿はまだ甘く、湯たんぽは土地によって、出す夜としまっておく夜に分かれます。

一手 甘い柿を四つに切り、照明を一段落とす。読みものは柿のテキストから。

冬・二十

小雪しょうせつ

目安は11月22日前後

山では雪、街ではまだ雨、という日があります。湯たんぽの有無は、その土地の夜の温度で決めてください。

一手 押入れの湯たんぽの位置だけ、確認する。

冬・二十一

大雪たいせつ

目安は12月7日前後

雪がまとまって降り始める頃の名前です。降らない都市もあります。玄関の濡れたままを、翌日に残さないことだけ共通です。

一手 玄関マットを乾かし、鍵の場所を一つにする。

冬・二十二

冬至とうじ

目安は12月22日前後

夜がいちばん長い頃です。柚子湯は、入る人だけ入ればいい。早く布団に入る夜に向いています。

一手 翌日の予定を一つ減らし、消灯を早める。

冬・二十三

小寒しょうかん

目安は1月6日前後

寒の入り、と呼ばれる頃です。年賀状の前に、書きかけの数行を終わらせておくと、一月が軽くなります。

一手 書きかけの文を、一つだけ終える。

冬・二十四

大寒だいかん

目安は1月20日前後

寒さのいちばん深い頃の目安です。鍋の湯気で十分な夜があります。春の仕度は、まだ急がなくていい。

一手 鍋を一つ。春の買出しは、立春のあとでよい。

春

夏

秋

冬